2008年2月24日日曜日

停電

この頃、眠れない日が続いている。理由は、・・・分かるわけもなく。

昼間しなければいけないことがある日が続き、確かに夜遅くに寝、朝早くに起きると、自然と寝不足に。私は人一倍眠りが必要な人間ではないのかと思うこともあるほど、案外顔に出たりする。疲れは、溜めないに限る。しかも自分をプレゼンする職であるのだから、こちらはきちんと管理したい。

昨日のリハーサルを終えて部屋に戻ってきてからのこと。あれ?電気がつかない。あまり気にすることもなく、とりあえず栄養を取り(ご存知でしょうが表に狩りに出かけるわけではないです)に出かける私。もう電気も戻っているでしょう、と思い部屋に近づくにつれ一つ気付いたこと。なんだか廊下が暗い。レストランでは明かりは戻っていたような気はしたのだけど。イヤな予感・・・。

ドアを開けて鍵を壁に差込む。電気のスイッチを入れる。・・・暗い。ふむ。・・・弱った。

いつになったら電気が戻るか、レセプションに電話を掛けてみる。ひどい。繋がらないようにしてるっぽい。多分、苦情の電話が殺到してこうしたんだろう、と思われる。ありえないよな、日本ならこんなこと・・・、と思う。5ツ星をうたってるはずのシェラトンが・・・。

仕方がないので点けていたPCの残りバッテリーを確認してみる。午後6時半、カーテンを開け、とりあえずまだ辛うじてある外の光とPCの光に頼る。風呂に入らねば・・・。洗面所は更に暗い。お湯をはるが一体どの辺りまで水が溜まっているのか分からない。そうだ、携帯電話という優れものがあったではないか。無事、お風呂関門は突破。すると廊下では何やらたむろった人たちの会話が聞こえてくる。シングリッシュである(Singapor Englishを造語でSing-lishというのはご存知ですか?ひどい訛りなのです)。なんとなく親近感を感じ、ドアを開けてしゃべりに参加。彼らはマレーシア人だったよう、チラッと習得できたシングリッシュフレーズをやったらかなり受けてましたが、内心、マレーシア訛りも変わらんではないか、とも思ったりしてみる。

彼らはこの停電はシェラトンの仕業だ、などと言っているのを聞き反論。いや、これは間違いなくアルジェリアだ、「Welcome to Algeria!」などと到着早3週間、アルジェリアを代表してみる。

ハッ・・・化粧・・・。会話を終えドアを閉めた私には次の心配が(といってもそこまで深刻に思ってもない)。そういえばレバノンでも時々準備で化粧をしているとよく停電で悲鳴上げてたよな、と変な懐かしさを覚える。

暗い部屋ではらちがあかないので、ここは部屋の前の廊下の一角にあるテーブルを使って化粧をしようと思い、化粧道具一式をその場に広げてみる。辛うじてある暗い、でも明かり。わざわざ本館の化粧室に行くのは絶対に億劫。人が通るであろうが断じて部屋から近いそのエリアでの化粧を始める。たまに通りかかる人と会話を交えながら、冗談交じりに(であって欲しい)部屋の電気つかないの?僕の部屋で化粧しなよ。いやいや、賭けてもいいぞ、絶対おたくの部屋の電気もつかないはずだから。今日はいつもより気合少なめ化粧で、と思っていた矢先グワーンと少し変な音。電気が戻り無事部屋の電灯のもと、化粧を終えて支度に取りかかったのでした。


廊下の一角。化粧をしたところではありませんが・・・。

ここでの停電は、普通のことらしいのですが、まだあまり経験していないし、私はここはよくやっているほうだと思う。なんでかって、レバノンでは毎日のように停電があったから(こちらはしょうがない事情なのですがね・・・)。しかも一日何回も。停電がない日もありましたが、多分数えるほどしかなかった気がする。幸いエレベーターに閉じ込められるって事はありませんでしたが、そんな時は電気がなければ出来ないことはしない。ただそれだけです。

毎晩仕事が終わるとメールをチェックしたりななんだりで、徐々に夜更かしモードになっていたのは確か。電気使えなくしてやるから早く寝ろ、って事だったのかな。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

Asya さん

停電の中の奮闘記読ませていただきました。停電はよくあることながら非常用のジェネレーターは何故作動しないのでしょうかね。考えても仕方が無いですね。頑張ってくださいね。hitomi

ASYA さんのコメント...

hitomiさん

停電の際、ジェネレーターは一応作動しているのですが、規模が小さく重要ではないところには行きわたらないみたいです。客室=重要じゃない。ってこと?