2008年1月31日木曜日

今日もまた

雨の音さえ聞こえはしないものの、カーテンの隙間から薄暗い光が入り込んでいる今朝、昨日の朝も聞こえた隣の教会の鐘がいつもとなく長かった気がする。私たちが滞在するエージェントのオフィスに隣接する小学校の子供たちの元気な遊び声がまた、聞こえる。去年始めてレバノンでの生活を始めたころ、その小学校から子供たちのうるさい声、いえ、明るい声で目を覚ますことがたくさんあったことを思い出す。早朝、遊び疲れて帰ってきて、まだ2時間しか寝てない私たち、子供たちのキャーキャー声で眠れないときをすごしたことが懐かしく思い出される。

レバノン入りして3日目、今日のお天気もまたままならない、はっきりしないお天気です。昨日在レバノン日本大使館の人とお話したところによると、今日まではこの悪天候が続くそう。嵐とともにやってきて嵐とともに去るがごとく、今晩私はアルジェリアに発ちます。

そうそう、その嵐なんですが、先ほど、前回お世話になった在レバノン日本大使館に挨拶がてら出向いた際聞いた話。正直あんまりきちんと追っていなかった(あえて追わなかった?)最近のレバノン情勢。かなりあやふやです。
出発の3日前、レバノン北部であった爆破事件の話は、テレビの速報ニュースでそのことを知った友達からメール伝いに聞いたのですが、その翌々日、要するに私が出発した前日、ヒズボラ側が彼らの要求の交渉に当たっていた人を急に殺害し、それが発端で激しい争いが起こり、空港が封鎖されていたそうなんです。大使館の方のお話によると、翌日の予期せぬ嵐が、ヒートアップせんとする争いを防いでくれて、とりあえずは落ち着いているとのこと。なんとも・・・複雑な気持ちです。
今回気付いたことのひとつは、話をする人みんながこのあやふやな情勢のために何らかの精神的な影響を受けているということ。みんな口々に言います。私たちにはどうしようもない、と。
ここでこの話を終わらせてしまうのは私の願うところではないのですが、込み入った話しは、また、近々。

大使館から帰る際、タクシーを拾うのに一苦労。レバノンでは、同じ車でもタクシーかセルビスかその場で決めることが出来ます(もしくは心の中で決めておきます)。

目的地!

タクシー=自分だけ。
セルビス=同じ方向に行く人たちと「タクシー」をシェア。要するに乗り合いタクシー?

ベイルートの街にて。ヨーロッパっぽいでしょ?

タクシーだと、値段も交渉。相場は分かっているから一人タクシーモードに。といってもこの車を止めて交渉した時点では2人乗ってたのよね(その場から近い場所で、二人とも途中下車しましたが)。この場合タクセル?

気付くと明るく青い空が見えてきていました。遠くには街々の建物が連なり、雪に覆われた山々が美しく。冬の、でもそんなに寒くない、なんとも清々しい空気が、開けていた窓から一人タクシーモードになった私(どんなモード?)の頬をさわり、私はFaraya(ファラヤ=レバノンのスキーリゾート。夏は避暑地として観光客が多く訪れる。2007年、舞っていた場所。)を懐かしく、そして愛おしく思うのでした。

おお、上出来☆
こんな感じで良いですか、川島さん?マヌエラ方とやら・・・

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