2008年1月31日木曜日

54.2キロ

は、私の体重ではありません。今回ベイルートの空港でチェックインした私の荷物の重さ。
合計54.2キログラム。

スーツケース2つに衣装を20着ちかく。化粧道具に小道具等、2つのスーツケースはパンパンです。普段着は・・・必要最小限。極力軽く、でも重く旅します。


スーツケース2つは、びっくりするかもしれませんが、ダンサー派遣では普通のこと。ちなみに私のスーツケースは他のダンサーに比べて2つとも非常に小さめ。この前のブラジル人が午前3時に登場したときは、ショッキングピンクの、彼女が入っても余裕があるぐらいの大きなスーツケース2つに、機内持ち込み用サイズのスーツケースを転がしてました。


そして今回買ったばかりのスーツケース、もう壊れました!こっちの空港ではよく目にするラップでぐるぐる巻きの箱や鞄。日本でこんな光景は絶対なく、とても中東らしい。


今回は、壊れた私のスーツケースにも巻いてもらいました、ラップ。ミイラのようになったスーツケース、このミイラ化には費用がかかるのです。そんなにぐるぐるしたら転がせないじゃん。でも心配ご無用、ちゃんとタイヤと取っ手の回りは切り抜いてくれました。慣れてるものですね。


並んだチェックインカウンターでは、イラク人男性が何人か私の前に並んでいました。アラビア語ではQは発音しないそうで(これは日本で教わりました)、イラクの場合もアイラッって言うそうです。そして皆透明ビニールに包まれた毛布を持っているではありませんか。アルジェリア、そんなに寒いの?


機内に入ると私の座席に誰か別の人が座ってる。エクスキューズモア(これぐらいは言える)、私のチケット、そこの席って書いてあるんだけど。妙に仏頂面で動く様子のない女性。感じ悪っ、と、もう一度言ってみる。その女性は、服装からして始めはレバノン人かな?と思ったのですがアルジェリア人だそう。そういわれると、確かにもう少し人間らしい。というのが、レバノン人女性は本当にきれいで(誤解があってはまずいので先に申し上げますが、別にアルジェリアの方をどうこう言っている訳では決してないんです)、人間だとは思えないほど美しい容姿を持ち合わせた人がそこらへんを歩いてたりするんです。なんでああもきれいなんだろう、と。


そのアルジェリア人の彼女は、飛行機が苦手らしく、窓側には絶対座れないそう。それなら早くそうと言ってよ。席を入れ替わることにしました。その彼女、離陸に近づくと妙な動きを取り始めました。目をつぶって頭を下にし、両手で耳を押さえる・・・。確かに苦手な人にはきついですよね。恐る恐る片目で様子を見る彼女に大丈夫だよ、と肩をぽんぽん。水平飛行に入ったらましになったみたいです。


アルジェリア航空でのフライトだったのですが、ご飯が予想外においしい!何料理?アルジェリア料理か・・・とバカなことを自問自答してみる。私もいい加減といえばいい加減。2、3時間のフライトかな、と思いきや、なんとベイルートからは4時間半。案外時間かかるのね。


着陸に近づくにつれて、配られた入国カード、全てフランス語で参りました。入国カードに書く項目なんてたいしたものはないはずなのに、言葉が分からないと、ここまで不安になるものなんですね。隣の彼女に聞きながらかろうじて埋め込んだのですが、ここで思ったこと。世の中人には親切にしておくべきね。計算高いですか?(笑)

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