2008年6月3日火曜日

衣装 その2

今日は、衣装の真面目なお話。

私は、ベリーダンスの衣装において、以下の3つの点を重要視する。

まず、軽量だということ。

そして、基盤がツーピースだということ(上と下を何らかのアクセサリーや布等の付属品で後付でつなぐ分にはOK)。

言わずと知れて、体にフィットしていて、着心地の良いものであること。

そして欲を入れて4つ目の話をすると、斬新でユニークなデザインだということ。
・・・と書きつつ3つではなくて4つの点が重視され、斬新でユニークなデザインだという点は最初に来るべきものかもしれないと、改めて思う。

まず重さ。本物スワロフスキーが衣装全体にちりばめられている衣装は、とてもとても魅力的。が、このスワロフスキー、使いようによっては衣装をとても重くしてしまう恐れがあるのです。基本的に光物が好きな私は、スワロフスキーの石があちこちに光るデザインの衣装は惹かれるところ満載。ちなみに光物と言えば、しめ鯖や鯖の味噌煮も大好き。

1つの短いショーではあまり関係ないのですが、一晩に50分のショーを(もちろん一人で)ステージ一杯に踊らなければいけないとなると、衣装の重さは重要になってくる要素のうちのひとつ。優に1,2キロもある重さの衣装は出来れば遠慮したいのが本音どころ。思い衣装を身につけている分、余分なスタミナを使ってしまうことになるから。

ここでのショーは長時間が1セットではなく、いくつかのショーの合間で時間が開くので、多少の休息は取れるものの、3つ目のセットになると、気のせいだか気持ち軽めの衣装を選択すること多し。

勿論、派遣先を移動する際に飛行機を使うとなると、重い衣装をいくつも抱えていたらすぐにキロオーバーしてしまうのも確かな事実。実は私服がほとんどないのは前にも申した通り。着たきりすずめです。

今後も膨大な数に増えていくのではないかと思われる衣装コレクション、これからは軽さ重視されることでしょう。

ツーピースの衣装とは、上下セパレーツのものを指しますが、それに対し、もちろんワンピース衣装なんてものもあります。もちろんデザインによりますが、こちらも、新鮮で魅力的。が、私の場合勢いで購入したワンピースものは、使う頻度があまりにも少なくなっている関係で実は只今はさみを入れている最中なのでございます。というのもワンピースものは激しい踊りをするが故か、上下がくっついてしまっていることが私にとってはとても不便。私の場合、動きが制限されてしまうのも事実だし、体の動きも、布で覆われている分分かりにくくなってしまうのも事実。こんなとき、もう少しお尻が大きかったらなんて思ってみたりもする(十分か・・・)。

そして体に合ったもの。とても基本的なことなのですが、持っている衣装のいくつかはフィッティング率(そんな率聞いたことがないのは今私が造ったから)70%なんてものも。だからそんな衣装は、いくらデザインが素敵なものでもいつしかあまり着なくなってしまった衣装になる、なんて恐れも。そんな時は自分で手直しするのですが、やっぱり購入するに当たり、作り手売り手がいて、そこから直接購入する場合は、まあこんなものかな、なんて妥協はせずに、体にフィットするまで何度でも補整を行ってもらうこと。これ、教訓です。

細かい作業が案外好きな私、以前は自分で衣装を作ったりもしていたものの、作業が遅い故、年間通じて1着2着、悪いときには2年に1着出来るか出来ないかなんて時も。でもやっぱりとりあえず衣装作りはプロに任せて今は現役続行、本業に腰を入れようと自分と相談。こういう経験が、ゆくゆく衣装を手がける際の役に立ちそうかも、と秘かに思うのです。

余談ですが、エジプトの有名どころの衣装屋さんの1つ、とあるデザイナーは、エジプト人のおばさん!って感じですが、狭い世界、彼女も以前私と同じエージェントに所属しつつ中東でベリーダンサーとして働いていたそう。彼女の衣装はダンサー経験を通じてからか、軽量でデザインもユニークでお洒落、お気に入りの衣装やさんの1つです。そのうちASYAの選んだセレクト衣装ショップを立ち上げることになるでしょう(宣伝がてら、あしからず)。インシャッラー。

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