2008年6月13日金曜日

君の名は

と聞かれたら、どう答えるべきか。

ブログ上や日本ではASYA(アシア)と名乗ってはいるけれど、ここでは間違いなく本名のマリコ。

レバノンで、ASYAというダンサー名を命名してもらったにも関わらず、エージェントだってそれを知ってるくせに、私をプレゼンするときは、いつでもマリコ。どこでも、マリコ。去年レバノンのホテルで歌っていたミュージシャンが若干一名、気が向いたときに歌の合間に私をAYSAと呼んでいたのを除いて、誰一人私をASYAを呼ぶ人はいない。ということで、実際は私はASYAとは呼ばれ慣れてはいなかったりもする。

でもまあ、なまじ変にアラビアン名を名乗るより、日本人なんだからジャパニーズ名で通す方が逆によいのかもしれない、と思ったりもする今日この頃。実際その方が人目を引いた例もいくつかあるのだから。

さて、この私のマリコという名前、そんなに難しくないだろうと思うところだが、人によって呼び方がまちまち。

先日、スタッフ用の階段を上がっていた私の耳に掛け声とも思える声がした。一瞬立ち止まって私を呼んでいるのかと耳を澄ますがそうではないよう。だって「オレンジジュース!」と言っているのだから。

オレンジジュース!オレンジジュース!!

果たしてその声は止むことなく近づいてくる。

without ice!!(氷なしで)

これには聞き覚えが。確かに私はここに来てから毎日欠かさずフレッシュオレンジジュースを飲んでいる。そして氷なしで・・・。そう、アルジェリアのオレンジは、季節のものは以外にもとてもおいしいのです。

振り向くと、ウエイトレスの女の子が2人、やっぱり私を呼んでいたよう。でもオレンジジュースってどうよ・・・。

私の名前はマリコ!

こちらはフランス人。マダム=ミセス。確かに、フランス語ではマダムという言葉の方が丁寧が故、ホテルなんかでは、ミスの女性にも皆マダムという。それは分かっている。分かってはいるけれど、「Mrs. Mariko」って呼ばれるたびに戸惑う私。だからまだ未婚なんですってば。しかもミセス・マリコってどういうこと?マリコはファーストネームでしょ。ほんっとに曖昧なんだから。

これまたふと気付いたこと。もうずっと長い間私をマロッコと呼んでいる人数名。

だから、マリコなんだってば、と言いたくても、まあ近いからいいか、と投げやりな私。

アルジェリアの隣国のモロッコに発音が近くて、マロッコになってしまうのかな、と思いつつ余裕の対応をかましてはいたものの、よく聞いてみると、なんかおかしい。実はこのアルジェリアでも日本のアニメ漫画は出回っているそう。「チビまるこちゃん」は特に人気らしく、知らない人はいないくらい。そう、私の名前は、「チビまるこちゃん」がおかしくなった形、アルジェリア人の発音でマロッコ・・・。なるほど、そういうことなのね。

っていうか私の名前はマリコですってば。

結論。
とにかく、ASYA(アシア)=マリコ。
同一人物だってことを認識してもらえれば、それで良いこととする。

ベリーダンサー・ASYA=ベリーダンサー・MARIKO。

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