それは不当な扱いをされたときだったり、何か言われたときだったり、
あまり気にならないことであればどうでもないこと。
でも仕事に関する何かであれば、それを重要視している私にとっては、
一大事だったりもする。
つい先日も。
踊る直前にはどうにか笑顔に出来るものの、音楽がなり出して、登場する本当の寸前まではいけないとは思いつつも口がへの字になっていたりもしてしまう。
最近は、ショーが始まる前にCDをミュージシャンに預けにいくことが暗黙の了解になっているのだけど、アバヤを羽織ってその仕事をしている最中、私の元気のなさに気付いた演奏中のミュージシャンたち(ステージ側で、私はお客さんには背を向ける状態なのでお客さんに私の表情は分からないのです)。演奏を中断して(・・・っておいおい)、辛うじてマイクは使わないけど私に問いかける。
「マリコ、どうしたの?」
でも彼ら、それ以上は聞くことなく私のことを気遣ってくれている様子。
ボーイフレンドか?
いやいや。
手を振ってそうジェスチャーした私にミュージシャン3人の視線。
タブラ奏者がフランス語で何かを言い、キーボード奏者がそれを英語に直してくれる。
君は僕たちのシスターだよ。(妹だよ、と)
そして歌手は取り上げた私の手の甲にキスをして、右手を左胸で(彼自身のね)2回軽く打つ。これは、こっちの人のリスペクトのサイン(のはず)。
ああ、もう、今から踊らなきゃいけないのに泣かせるようなこと言わないでくれ。扉の向こうに戻った私、水を吸わないアバヤの袖で軽く目尻を拭く。化粧が落ちると大変なんだから。
そして私は考える。兄弟ってこうやって増えていくのね・・・と。
ちょっと違うよな、とは思いつつも。 上、増えた兄弟の一人Habib。
ありがとう、兄弟。
4 件のコメント:
はじめまして。
海外で活躍している日本人ダンサーさんがいるのを初めて知りました。
今度、日本に来日した際は、ぜひとも声をかけてください。
笑う門には福来たる。いつも笑顔を絶やさないASYAさんでいて下さいね。
笑う門には福来たる。いつも笑顔を絶やさないASYAさんでいて下さいね。
tomoさん
こちらこそはじめまして。
コメントありがとうございます!
それではまた日本に来日(笑)する時にはこの場を使ってお知らせさせて頂きますので、お暇なときにはブログを覗いてみてくださいね。
あまり頻繁ではありませんが、お知り合いの方、お問い合わせ頂いている方宛に一斉メールをお送りさせて頂くこともあるので、もしよろしければ、bellymariko@gmail.comにもお気軽にご連絡ください。^^
ASYA
(m)さん
コメントありがとうございます!
「笑う角には福来たる」とはよく言ったものですね。大事なことかもしれません。日々それを思いながら暮らしてみようと思わせるいいお言葉、ありがとうございます!
ASYA
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