(彼女) Bonjour! How are you?(こんにちは、元気?)
(私) Good thanks, you?(元気だよ、あなたは?)
(彼女) Fine thank you, how about you?(元気よ、あなたはどう?)
・・・ってこれ繰り返してたらあんた日が暮れるよ。
でも質問されてるのにそれを無視するのはいけないと思った私の次の返事は
I'm good thanks...(私も元気、ありがとう・・・)
そして笑顔と一緒に返したけれど。
要するに、英語で挨拶しようとすると、あまり英語教育が施されていないであろうここの国民たちは、形式ばった会話しか出来ないのだろうと悟る私。
が、ところがどっこい、ある日別の人とのフランス語での挨拶で気付いてしまったこと。
(別の友達) Bonjour, Ça va Mariko?(やあマリコ、元気?)
(私) Ça va bien, et toi?(元気だよ、そっちは?)
(その友達) Ça va, et vous?(元気よ、あなたは?)
ん?(声には出さない私)
(私) Ça va bien bien, merci...(うん、ええ、元気よ元気。ありがとう・・・)
なるほど、これはもしかしたら私が言葉を理解できないと思って何度も元気かどうか確認するのかしら、と思ってみる。
でもこの時から私、他人同士の会話にも注意して耳を傾けてみることにしてみた。
すると驚くべきことが判明。
誰と誰の会話でも、会ってしばらくはずっとお互い元気だったかどうかを確認している。そう、上記のような感じで。そして次の話題に移るのだけど、しばらくすると何がきっかけか分からないけれどまた互いに元気かどうかを確認・・・。私の中では意味不明・・・。
君たちの会話は元気かどうかの確認で成り立っているのか!と1人突っ込みたくもなる(でもフランス語では突っ込めない)。
さて、ではこれはフランス語での会話だとそうなのかと思い、今度はアラビア語で会話する人たちの話に耳を傾ける(元気かどうか聞いているぐらいは分かります)。が、やっぱり一緒。
なるほど、これってアルジェリアン挨拶なのね、と思い、それで終わりにすればよいものを、何かがきっかけで調べものをしていたある日、日本人がブログで書いていたモロッコでの挨拶の話を読んだ。すると・・・一緒。同じだ・・・。どうやら会話の中で何度も元気かどうかを聞いてくるらしい。そしてその日本人もそれがうつってしまったと・・・。長くいたら私もそうなってしまうのか?もし日本に戻った時に、東京の無駄のない効率的な生活にきちんと慣れることが出来るのか?ちょっといらぬ不安を抱いてみる。
アルジェリアン挨拶ですまなければ、モロッカン・アルジェリアン。はたまた隣国チュニジアはどうなのか?となるとこれは北アフリカン挨拶?他のアフリカ諸国はどうなのか。気付かなきゃ良かった・・・ますます謎は深まるばかり。
2 件のコメント:
はじめまして!ライラと申します。
偶然、ブログを見つけて、面白いのでいろいろ読んでます。が、疑問に感じていられるようなので、お答しますね!
私は、アルジェリアは行ったことはないですが、アラビア半島、北アフリカなどに住んだ経験があります。
このアルジェリアン挨拶は、何語であっても、アラブ人(トルコ人も?)なら、みんな共通だと思います。
アラビア語の挨拶は長くて、元気から始まって仕事どう?家族どう?で、まだ元気?に戻っていって・・・と延々と続くのが普通なんですよぉ。面白いですよね!
ライラさん
こんにちは!コメントありがとうございます。
こちらのブログはもうあまり見ないので、アップするのに時間がかかってしまってすみません。
そうですか、アラブ人の挨拶は皆長くて繰り返しでしたっけね?(笑)レバノン人の挨拶はそうじゃなかった記憶がして、北アフリカ独特なものかな、なんて思っていたのですが。トルコもそうでしたか!トルコも結構長期間滞在したことがあったけれど、確かにその当時はトルコ語そこまで分からなかったし。
それにしても面白いものですね。アラブ人に見られる特徴がよく分かり勉強になります。
急いでいるときは挨拶しない!と(笑)。
ご回答、ありがとうございました!
ASYA
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