2008年8月29日、金曜日。
急遽決まったこの日付、シェラトン・アルジェでの私の契約最後の日。
(急遽と言ったのは、サインした契約は一応9月2日までだったから。なんていい加減!ただこれはラマダン開始日と関係があったため、変更の余地があるのは知ってました)
2008年2月1日から始まったこの契約、思えば長く険しいものでした。(本当か?)
マネージメントの人たち、レストランやクラブで一緒に働くスタッフの人たち、ミュージシャンの人たち、ホテルに長期滞在していてよく観に来てくれた(もしくはただシーシャ=水タバコを吸いに来てただけか知りませんが、あえて私を観に来てくれていたという自分に良い解釈をしてみる)人たち、時間があるときには必ずと言っていいほどほぼ毎晩のように応援に来てくださった商社の人(失礼な言い方かもしれませんがあえてこの呼び方をさせていただいてます)、事あるごろに応援に来て下さった日本人のファンクラブの方たち(小さいの、出来てたみたいです)、日本人が踊っていると聞いて遠くからいらして下さった日本人の方たち、長い間本当にありがとうございました。
アラブ人は、生まれたときからアラブ音楽を聴き、その文化に触れ、気付いたときからオリエンタルダンスを踊っている。お酒が2,3杯入れば皆上手に踊りだす(って、イスラム教徒でしょ?お酒駄目じゃん)。そうじゃない人たちにはこの踊りは無理がある。
これはとあるお客さんが私の契約終了日前日、私に言ったこと。
そんなことを言われたら身も蓋もないじゃん・・・。
もちろん、役に立つと思えるアドバイスなら、どんなアドバイスにも耳を傾ける。それが上達へ近道かもしれないと思うし、他人の意見には客観的要素が入っていると思いたい。それは、できるようになった。そしてそれをただ単に受け入れるだけではなく自分でも頭で、そして体で考えてみるということも。
このお客さん、フランス在住のチュニジア人だそう。(後で、色々お話して通じたところもありました。この人にはこの人の考え方や感じ方があるのです。もちろん今回彼の言ったことで学んだこともあります。)
もちろん、物心ついた時からその文化に慣れ親しみ暮らしてきた人たちにはかなわないかも知れない。日本人がオリエンタルダンスを踊るなんて変なことかも知れない。
でもそんな当たり前のことはさておいて、私を見て、そして踊りを見て私を受け入れてくれたここの人たちに、この一連のことで改めて、そして心から感謝するきっかけにもなりました。
アルジェリア人、愚痴も言ったがあなたたちの寛大さに救われたこと幾度と知れず。
こんなことをここに書いて感謝したところで、現地の、ここの人たちには分かることではないけれど、せめてここでお礼を言わせてもらうことで、私の気持ちも落ち着きます。
アルジェリア、ありがとう!
そして、またね!*
* 実は契約リクエストのお声がかかり、ラマダン後、またここに戻ることになりました。いやあ、アルジェリアとの縁って中々切れません(笑)。
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