ASYA レバノン術その2
こういう画像があった方が人目を引くかと思い・・・。
ベリーダンスを始めてから数年後、私ははっきりしたものは見えなく、定かではないながらも中東でのプロダンサーを意識していたのかも知れません。
性格なのかポリシーなのか、ずいぶん昔から自分が決めた道で成功する、を意識していたような気がします。ベリーダンスに出会うまでは、演劇に熱を入れていました。しかも将来は海外で通用する、マイケル・ジャクソンと名を連ねるほどの(・・・ん、なんかおかしなこと言いました?)世界に誇れるインターナショナルな女優、を目標に。恥ず知らずと言われても本当にそう思っていたので仕方がない・・・。チャン・ツィーさえいなければ・・・!(笑)ええ、実はSAYURIのオーデションに呼ばれて行ったこともあります。
この際とことんざっくばらんにいきましょう。幼いころから海外に住む機会に恵まれ、どうやらそこで培われたワールドワイドな大胆不敵さ、高レベルな身の程知らずさを身に付けてしまったようです。
思っているだけでは中々物事は前に進まないもの。2006年11月、私はとある目的を持ってあるコンテストに参加しました。今ではさほど珍しくもないかも知れませんが、一般的に思われる日本人のイメージを覆したのかもしれません、幸いながらもそこで出会ったエージェントの目に私は留まったよう。今振り返ればあれほど辛い思いをした時は今までなかったと言うほど色々あった時期ではありますが、可能性を見越していただいたのでしょう、私は湾岸諸国の5ッ星ホテルやレストラン等でのエンターテイメント部門を牛耳る湾岸諸国最大の、現在の私のエージェントにスカウトされました。それが、全てのきっかけ。
こんな私も、実は去年の今頃までは会社勤めもしていました。2004年に日本に帰国してからというもの、ダンスをメインにと考えつつも、教えビジネスを念頭に置かないとなかなかそれだけでは食べていけないもの。もしくは自分でそう決めつけてしまっていたのかも知れません。ですので、比較的拘束時間が決まっている派遣の仕事をこなしながら踊りの仕事が入れば、喜んで飛んで行く、そんな生活が続きました。
2004年も終わりに差し掛かった時、とあるスタジオで教えて欲しいとお声が掛かり、日本での指導も始めるようになりました。足は2つしかないのに、そこから現役ベリーダンサー、ベリーダンス講師、なんちゃってOL、と、3つの草鞋を履いて生活するようになったのですが、それがきっかけで、カルチャースクールや個人でのレッスン開催など指導にも時間と労力を費やすようになりました。教えるということは自分が生徒に教え伝えることに責任を持つこと、そしてそれはとても難しいことだと思います。けれど、そこから築かれる信頼関係は、今後も大切にしていきたいものと心から思います。
本当に最近です、生徒さんに、以前教えていた六本木でのクラスが始まる30分前は、私も赤坂のオフィスでデスクワークをしていたと打ち明けたのは。この時には社員をさせていただいていたのですが、理解を示してくれる社長さんがいらっしゃるところで、本当に助かりました。平日、クラスがある日にショーもあるなんて時は、途中に時間がないもので、オフィスでの昼休みにメイクをほぼ完成させ(ええ、あのメイクですが何か?)、私の顔を見る社長に「何が起きたの?」なんて聞かれ、そんなときにはもちろん「ちょっと・・・」。その顔で5時30分の終業時間と共にオフィスを出て5時34分のバスに乗り、六本木のスタジオまで行く・・・。着替えを済ませ6時にはスタジオ入り。レッスンにやってくる生徒さんに、何食わぬ顔で「ど~ぞ~」なんていいつつ1時間のクラスを終える。そんな話を生徒さんに打ち明けたらものすごくびっくりされていました。
そこから次の仕事場に向かうのです。そんな中、時にはショーの仕事の梯子もしました。新宿が終わったら横浜とか、青山が終わったら新宿とか。今ではよくやっていたな、とも思いますが、そんな忙しい日でも、踊れる喜びは、何にも変え難いものです。移動だってなんのその、一日の終わりが踊りの仕事で終わる日は、どんなに疲れていても清々しい思いで一杯だったような気がします。
レバノンに来ることで、この私の多忙な日々には終止符が打たれたのですが、今があるのも、この下積み時代(?)があったからこそではないかと密かに思っております。
世の中なんでも起こるべくして起こるのでしょうか、ね?・・・
この世界、運も非常に関係しているとは思うけれど、努力はそのうち報われる・・・いや、是非報われて欲しいものです。
2 件のコメント:
真理子先生、こんにちは。
時々ブログ拝見してます。体調には気をつけてください。
真理子先生の情熱的な踊りで、毎日たくさんのお客さんを元気にさせるよう、がんばってくださいね!
しかし真理子先生、化粧すると変わりますね~。
Airi
Airiさん
粧かし化けると書いて化粧(けしょう)と読みます・・・。
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