先日愛を告白してくれた真っ黒に日焼けした9歳のノーラ、ここの所ずっと彼女が1人で朝食をとっているところを見かける。私を見かけると必ず挨拶しに来てくれるとっても可愛い子。
お母さんは?おばさんは?妹は?
と、聞きたくても上手く聞けない、そんな私(別に恥ずかしいわけじゃないんです。言葉が出来ないだけ・・・フランス語は未だに難しい)。
ノーラは毎朝、手がやっと届くか届かないかの位置のコーンフレークを自分の器によそっている。
ここで色々憶測を立ててみる。
お母さんは低血圧。だから朝は起きられない。
妹はお母さんと一緒。だから朝ごはんには来ない。
おばさんは、いつも一緒にいるわけではない。
そういうことか、と自分の立てた憶測が実に道理にかなっているものなのではないかと思ってみる。
が、しかし、昼間見かけるノーラもやっぱり一人。プールで遊ぶノーラも、また、一人。
レストランの人たちもそんなノーラとはもちろん顔見知り。一人で朝食を済ませ、領収書にするサインもお手の物。
一週間を越えたそんな観察の日々、ある日ノーラがお母さんと妹と3人でいるところを見かけたので聞いてみた。
よくノーラを一人で見かけるんだけど・・・と。
するとお母さんだと思っていた人物、実はノーラのお姉さんだと言うことが判明。要するに妹だと思っていた3歳のルブナ(以前書いた彼女の名前はやっぱり間違いでした)はノーラにとっては姪っこ。そしておばさんだと思った人は、ここのホテルにオフィスを構えて働いているノーラのまた別のお姉さん、だということも判明。ちなみによく大勢で食事をしに来るときの女性陣もほぼ姉妹同士だとか。ファミリービジネス?
ようやく解けた謎。だってここに何泊もするのって半端なく高いよ・・・。ホテルの勝手を分かっているノーラの行動にも納得。
これは勝手な憶測だけれど、年の離れたノーラのお姉さんたちがノーラの面倒を見ているところを見る限り、ご両親はお年を召していてノーラの面倒を見てあげられないのかな・・・。
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