2008年7月20日日曜日

不可解なこと その2

さてこちらはアルジェリアの交通事情。

ここでは信号をあまり見かけない。仮にあったとしても、その信号機はファンクションしているにも関わらず、かなりマニュアルチックなやり方で交通ポリスが交通整理をしている。

そしてここでよく見かけるのがロータリー。

ラウンドアバウトと呼ばれる環状交差路(いわゆるロータリー)がたくさんあるオーストラリアで免許を取得した私にとって、ロータリーとはそれはそれは理に適った交通システムだと思っている。

通常、ロータリーは、交差点での交通を促すために信号機ではなく環境にやさしいからか経費のためなのかは分からないけど設けられた優れもの。ロータリーに後から入る車は、ロータリー内の空きを見計らってその中に入り、既にロータリーの中に入って動いている車の行動が優先されと思われる・・・いや、思われるのではなく、優先される。これ、通常のロータリー。

例えば、アルジェリアでは左ハンドルに右側通行。ロータリーも反時計回りとなり、ロータリーでは先にロータリー内を走っている車の行動が最優先という世界共通の常識があてがわれると思うのだけれど、この当たり前的な考え、ここではこれが大きな間違い。

というのが、どの人に聞いても、どうやらここではその反対のルールがあてがわれているようだから。今からロータリーに入ってくる車が最優先と・・・。となると、先にロータリーをクルクル回っていた車は、流れを停めてまで今から入ってくる車に道を譲る。するとロータリーに入っていた他の車も停まらざるを得ない。

・・・結果、とてもややこしい交通渋滞が起こるじゃないか!

でも誰もがその認識を持って運転しているのであれば、今更それを変えることも難しいのだろうか。なので、誰かが運転する車に乗っている時に私はこう思う。入るほうが先、と。

でもそう思って車に乗っていてもとんでもないシチュエーションに多々出くわす。ロータリーに差し掛かっていざ入ろうとすれば高速でやってくる既にロータリー内にいる車(要するに優先されない・・)。既に入っているロータリー内から今からロータリーに入ろうとする車を入れてあげようとしても入らない車(どうしても停まることになってしまえば後ろから煽られることも)。

ルールがあってもないのがアルジェリア。よく分からないけどとりあえず事故を起こさないように注意するのが一番というところに及ぶ考え。
アルジェリア、要するに何でも臨機応変にって事でしょう。

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