2008年3月8日土曜日

女性の日

本日3月8日は女性の日。

アルジェリアでは、女性は仕事や学校がお休みもしくは半日(この辺曖昧)だけなのです。

1週間ほど前、マネージャーに3月8日は女性の日のスペシャルイベントがあるから追加で踊ってね、とは言われていたものの、その日にならないと何時に私が必要か分からないという。

まあいつものことではあるのだが・・・。

10時は回っていたとは思われる。目覚まし代わりに電話が鳴る。

「寝てた?」

「いえ・・・」

職業上寝る時間帯が人とずれてるわけだし、別に寝てたことを隠す必要もないのだけれど、何故か罪悪感。早寝早起きは健康のもと、と言われても、ねぇ。

女性の日の追加分は5:30PMから20分お願いね。

了解。

はじめて上がった3階のBanquet Room。広さも構造も分からぬまま連れられた超満員のその部屋の扉をそっと開いて「ステージはポーディアムだから」、ってマネージャー・・・。座っている大勢の女性客のちょうど目の高さ、キャットウォークが出来るぐらいの長いポーディアム。しかも絨毯張り。何故か私はステージが高ければ高いほど落ちるのではないかといつも心配してしまうそんなダンサー・・・。去年のいつぞや、レバノンで。プールの中央、こちら側からあちら側にかけてのブリッジステージ(しかも超不安定)で踊れと言われ、これで水に落ちたらバカうけだろうな、とは思いつつも進んで落ちるほど芸達者ではなかった自分を思い出す。

女性の皆様前にして、登場するなり黄色い声援が。嬉しいじゃあないの。

熱い声援と熱い視線がこれまた私を熱くする。単純な私は期待されればされるほど張り切ってしまうのです。レストランではやっても意味のないターキッシュドロップ&フロアワークはここでやらなきゃいつやるの。ここのところ膝の調子がおかしかったこともありクラブでも控えていたターキッシュドロップは見事皆様のお気に召されたよう。

アルジェリア人の女性たちの、それはそれは喜ぶ顔が見られたことが、今日の一番の収穫。

レストランでも、本日2セット目の最後はまたまたナンシー。女性たちが何人も一緒に踊ってくれました。

イスラム教のアルジェリア。どんな思いで、こういう日を作ったのでしょうか。ここでもやはり女性は女性。世の中女性がいなければ成り立たないでしょ!

今日の写真を私が持っているわけもないのですが、女性の日、この写真のシルバーの衣装を使いました。

これは先日レストランでお客おじさんが撮った写真を彼がわざわざ親切に下さいました。

どこの方かは分かりませんが、ちょっと変わったおじさんです。

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